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のりのきまぐれエッセイ第二回「いたや先生とチキンタツタ」

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小学校前半は大阪に住んでいて
兄が絵を習いに行ってたから
僕も習いに行ってた

小学校後半は姫路に住んでいて
友達の岩ちゃんが習いに行ってたから
同じとこに習いに行ってた

姫路は「いたや先生」という
おじいちゃん先生に習っていた
「ちんちんまでヒゲのある先生」
といつも自分のことを紹介していた

「もっと下手くそに描け〜」
「なんも気にせずもっと思いっきり描け〜」
「自分の好きな色で塗ったらええねん〜」
いたや先生はよくそう言っていた
いまになって考えると僕はとても影響を受けてる気がする
そしていたや先生でよかったなと思う

教室には子供らしい迫力のある絵が
壁中に貼ってあった

そしてよく絵の教室が終わると
岩ちゃんのお母さんが迎えに来てくれてた

とっても優しく末っ子の岩ちゃんのことを
とっても可愛がってた
僕のこともとっても

よく帰りにみゆき通りという商店街にある
マックに連れて行ってくれた
その頃発売したチキンタツタが僕は好きで
いつもそれを食べてた

僕は中学にあがり
松江に引っ越した

そしてそれから何年かして
岩ちゃんのお母さんが亡くなった

それから僕はチキンタツタが再び発売されるたびに
岩ちゃんのお母さんのことを思い出す

深い優しさとともに
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by echigawanoriyuki | 2012-05-18 23:51 | 「エッセイ」
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