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のりのきまぐれエッセイ第五回「松江のおじいちゃんの小さな机」

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松江のおじいちゃんは
母方のおじいちゃん

僕は中2から高校を卒業するまで
一緒に住んでいた

おじいちゃんは
静かで深い優しさを持っている人だった

いつも「のぉちゃん のぉちゃん」
(のりちゃん のりちゃん)
と可愛がってくれた

おじいちゃんが亡くなったときは
一週間泣き続けた

思い出はたくさんある

おじいちゃんはいつも
小さな机の前に姿勢よく正座をしていた

机にはいつも急須と湯のみがあった

体を悪くする前は
セブンスターと灰皿が
僕が小さい頃は
よく奈良漬けが置いてあった

その小さな机は
母がまだ子供の頃
おじいちゃんが大工さんに頼んで
母の勉強机として作ってもらったらしい

そしてその机はいま東京の僕の部屋にある

時々、おじいちゃんのことを思い出しながら
絵を描いたりお茶をのんだりしている

おじいちゃんからもらった優しさは
ちゃんと蓄えてるつもりだ

そしておじいちゃんは
ずっとずっと僕の憧れだ
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by echigawanoriyuki | 2012-06-26 02:40 | 「エッセイ」
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