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カテゴリ:「エッセイ」( 56 )

のりのきまぐれエッセイ第六回「エスパーのり」

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子供のときは
結構本気で魔法がつかえると思ってた

魔法というか超能力かな
もしかしたら気合いで空も飛べるかもって思ってた
あれ…みんなもそうですよね?

ぼくが得意としてた(と思ってた)超能力は
透視、千里眼のたぐいです

よく駐車場でキャッチボールをしてて
ボールがどこかの車の下に行ってしまった
そこでエスパーのりの登場

ぐぐっと念じて目をとじる
すると絵が浮かんでくる
黄色い車の下だ!

そんな感じ
たしか2回ぐらい成功した気がする

いまはそんなことしようとも思わなくなってしまった
この事もずっと忘れてた

でもいまはエスパー伊藤に似てるって
たまに言われます
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by echigawanoriyuki | 2012-07-18 00:12 | 「エッセイ」

のりのきまぐれエッセイ第五回「松江のおじいちゃんの小さな机」

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松江のおじいちゃんは
母方のおじいちゃん

僕は中2から高校を卒業するまで
一緒に住んでいた

おじいちゃんは
静かで深い優しさを持っている人だった

いつも「のぉちゃん のぉちゃん」
(のりちゃん のりちゃん)
と可愛がってくれた

おじいちゃんが亡くなったときは
一週間泣き続けた

思い出はたくさんある

おじいちゃんはいつも
小さな机の前に姿勢よく正座をしていた

机にはいつも急須と湯のみがあった

体を悪くする前は
セブンスターと灰皿が
僕が小さい頃は
よく奈良漬けが置いてあった

その小さな机は
母がまだ子供の頃
おじいちゃんが大工さんに頼んで
母の勉強机として作ってもらったらしい

そしてその机はいま東京の僕の部屋にある

時々、おじいちゃんのことを思い出しながら
絵を描いたりお茶をのんだりしている

おじいちゃんからもらった優しさは
ちゃんと蓄えてるつもりだ

そしておじいちゃんは
ずっとずっと僕の憧れだ
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by echigawanoriyuki | 2012-06-26 02:40 | 「エッセイ」

のりのきまぐれエッセイ第四回「リッケンバッカー」

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僕にはずっと欲しいギターがある
「リッケンバッカー」というギター

ビートルズ、バーズのロジャー・マッギン
大滝詠一が使ってるギター

中学生のころから欲しいのだけど
高くて買えない

でもね ほんとはもう大人だから
なんとかしたら買えるの

でもね
手に入れずに
ずっと憧れているものが
あってもいいかなぁと思うの

うまく言えないけど
手に入れてしまうことによって
ふわりとどこかに消えていってしまう
わくわくする気持ち

そこから生まれるものもあると思う

もちろんときどき楽器屋さんに
見には行くけどね
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by echigawanoriyuki | 2012-06-23 00:14 | 「エッセイ」

のりのきまぐれエッセイ第三回「強さへ」

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好きな音楽がある

誰かと聴いた音楽
誰かに教えてもらった音楽
誰かと口ずさんだ音楽

大切にしたい
好きなものがある

それは強さになると思う

生きる強さ
人を好きになる強さ
人を許す強さに

そして優しさになると思う
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by echigawanoriyuki | 2012-06-21 23:07 | 「エッセイ」

のりのきまぐれエッセイ第二回「いたや先生とチキンタツタ」

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小学校前半は大阪に住んでいて
兄が絵を習いに行ってたから
僕も習いに行ってた

小学校後半は姫路に住んでいて
友達の岩ちゃんが習いに行ってたから
同じとこに習いに行ってた

姫路は「いたや先生」という
おじいちゃん先生に習っていた
「ちんちんまでヒゲのある先生」
といつも自分のことを紹介していた

「もっと下手くそに描け〜」
「なんも気にせずもっと思いっきり描け〜」
「自分の好きな色で塗ったらええねん〜」
いたや先生はよくそう言っていた
いまになって考えると僕はとても影響を受けてる気がする
そしていたや先生でよかったなと思う

教室には子供らしい迫力のある絵が
壁中に貼ってあった

そしてよく絵の教室が終わると
岩ちゃんのお母さんが迎えに来てくれてた

とっても優しく末っ子の岩ちゃんのことを
とっても可愛がってた
僕のこともとっても

よく帰りにみゆき通りという商店街にある
マックに連れて行ってくれた
その頃発売したチキンタツタが僕は好きで
いつもそれを食べてた

僕は中学にあがり
松江に引っ越した

そしてそれから何年かして
岩ちゃんのお母さんが亡くなった

それから僕はチキンタツタが再び発売されるたびに
岩ちゃんのお母さんのことを思い出す

深い優しさとともに
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by echigawanoriyuki | 2012-05-18 23:51 | 「エッセイ」

のりのきまぐれエッセイ「まんがの中のぼくの友達」

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「まんがの中のぼくの友達」
これは僕が小学生の時
卒業文集に書いた作文のタイトル

ずっと忘れてて
3、4年前に絵を描きはじめたころ
ふと思い出し
なんだかとても嬉しかった

僕は子供のころ
いつも絵を描き 漫画を描いていた
結構『男の子』って感じの漫画も描いてたけど
いまみたいな不思議な漫画も描いていた

「トモキくん」っていう栗のオリジナルキャラクターがいた
お母さんにトモキくんのぬいぐるみを作ってもらったが
イメージと違い気に入らず、母を悲しませた 笑
あと「ケパー」という気持ち悪いキャラも描いてた

夢はいつも漫画家と書いていた

でも中学生になり音楽に夢中になった
それから26歳の頃まで音楽をずっとやっていた

でも学生時代、バンド仲間と一緒に「少年ホープ」という
漫画雑誌を作ったりしていた
だからあまり覚えてはいないが
いま思うと絵はずっと描いていたのだと思う

そして27歳のころ
行き詰まってしまい
ひどく落ち込んでいたとき
ふっと絵を描くことを決めた

幸いにもイラストレーターの友達が周りにいて
助けてもらいながら
彼らがいなかったら今まで続けてはいられなかったと思う
(レイキン、美帆ちゃんどうもありがとう)

最初の2年ぐらいは塞ぎこみ気味で描いてた
確かめるように確かめるように
いまもまだまだ悩みながら描いているけど

「まんがの中のぼくの友達」
僕の漫画の中に登場してくるキャラクターは
みんな友達である
これからもヨロシクね
という内容であったと思う
なんでこんなこと書いたか
もっとほんとの友達との思い出とか書けよ
っていまは思うけど
きっとそんぐらい自分の漫画が大切だったんだと思う

その気持ちはいまも変わらない
自分の作ったキャラクターは
涙が出るくらい好きだ

絵に自信はまったくないけど
好きだってことには自信がある

そんなことを思った31歳
月のきれいな夜でした

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by echigawanoriyuki | 2012-05-07 01:38 | 「エッセイ」