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のりのきまぐれエッセイ「まんがの中のぼくの友達」

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「まんがの中のぼくの友達」
これは僕が小学生の時
卒業文集に書いた作文のタイトル

ずっと忘れてて
3、4年前に絵を描きはじめたころ
ふと思い出し
なんだかとても嬉しかった

僕は子供のころ
いつも絵を描き 漫画を描いていた
結構『男の子』って感じの漫画も描いてたけど
いまみたいな不思議な漫画も描いていた

「トモキくん」っていう栗のオリジナルキャラクターがいた
お母さんにトモキくんのぬいぐるみを作ってもらったが
イメージと違い気に入らず、母を悲しませた 笑
あと「ケパー」という気持ち悪いキャラも描いてた

夢はいつも漫画家と書いていた

でも中学生になり音楽に夢中になった
それから26歳の頃まで音楽をずっとやっていた

でも学生時代、バンド仲間と一緒に「少年ホープ」という
漫画雑誌を作ったりしていた
だからあまり覚えてはいないが
いま思うと絵はずっと描いていたのだと思う

そして27歳のころ
行き詰まってしまい
ひどく落ち込んでいたとき
ふっと絵を描くことを決めた

幸いにもイラストレーターの友達が周りにいて
助けてもらいながら
彼らがいなかったら今まで続けてはいられなかったと思う
(レイキン、美帆ちゃんどうもありがとう)

最初の2年ぐらいは塞ぎこみ気味で描いてた
確かめるように確かめるように
いまもまだまだ悩みながら描いているけど

「まんがの中のぼくの友達」
僕の漫画の中に登場してくるキャラクターは
みんな友達である
これからもヨロシクね
という内容であったと思う
なんでこんなこと書いたか
もっとほんとの友達との思い出とか書けよ
っていまは思うけど
きっとそんぐらい自分の漫画が大切だったんだと思う

その気持ちはいまも変わらない
自分の作ったキャラクターは
涙が出るくらい好きだ

絵に自信はまったくないけど
好きだってことには自信がある

そんなことを思った31歳
月のきれいな夜でした

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by echigawanoriyuki | 2012-05-07 01:38 | 「エッセイ」
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